日本大学の広報部がまっとうな危機管理と真逆の対応を行った。アメフト部員による悪質プレーがあった後、2週間以上も記者会見を行わなかったばかりか、大学に押し寄せる記者には「法人としてお話しすることはない」と木で鼻をくくった対応。守るべき学生を守らず、対応が後手後手に回っている。ようやく開いた内田正人前監督の会見では司会役の広報職員がマスコミとひと悶着を起こし、火に油を注ぐ始末だった。
思い起こせば2000年7月、集団食中毒事件を起こした雪印乳業の石川哲郎社長が「寝てないんだよ!」と逆ギレする失言を犯した。その後の雪印食品による牛肉偽装もあり、同社は事実上の解体。戦後企業史に残る汚点として知られるが、その教訓から日大は一切学んでいないようだ。
そもそも日大にはリスクマネジメントを研究する「危機管理学部」がある。だが、教授20人のうち12人が公官庁などからの天下り。防衛省が4人で最も多く、警察庁、国交省、法務省のほか、読売新聞の元記者も名を連ねる。教授クラスの報酬は1500万円程度で、この人事権を握っているのが内田前監督だ。
読売出身の勝股秀通教授の担当は「企業広報論」。まさしく今回の騒動のど真ん中の学問であり、雇用主である日大の窮地に日頃の知見をいかんなく発揮してもらいたかったものだが、まったく機能しなかった。こういうことを昔の人は、机上の学問……と呼んで忌み嫌ったものだ。
■事前の戦略が8割
もちろん、広報部職員も、上層部が怖いのか、田んぼのカカシ状態だ。今回の異様な対応をプロの広報コンサルタントはどう見ているのか。「日本リスクマネジャー&コンサルタント協会」の石川慶子理事がこう言う。
「記者会見は事前の戦略が8割で、日大広報部はやるべきことをやっていませんでした。23日の会見は開始1時間前にメディアを呼び出したことでも分かるように、明らかに準備不足。本来ならば、学生選手が会見を行う前のタイミングで会見を開くべきでした。
また、開始1時間半を過ぎたころに質疑を打ち切ろうとした司会役の職員も、感情的な打ち切りで報道陣の反発を招いた。危機管理対応を勉強しているとは思えず、メディア対応のプロとは言えません」
細かいようだが、謝罪する人の背広やネクタイの色や柄をアドバイスするのも、広報マンの役割のひとつ。内田前監督がピンクのネクタイをしていた時点で、広報職員のミスだ。本物のリスクマネジメントを学んだ職員を採用すべきだが、日大職員は文科省からの天下りも多い。
前出の石川氏は「学生に責任を押し付けることに憤りを感じる」と断りつつ、それでも今後の日大の対応をこうアドバイスする。
「そもそも今回の問題は大学の常務理事とはいえ、一運動部監督や学長が対応できるレベルを超えており、他大学であればトップの理事長が謝罪すべき案件です。広報職員は田中英寿理事長を説得し、『大学のブランドを守るためトップの責任を果たしてください』と言って会見をセッティングすべきでした。今からでも遅くありませんので、速やかに理事長に会見を行わせるべきです」
学生選手は「QBをつぶせ」と指示されたとされるが、この広報部は日大ブランドをつぶしてしまっている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00000011-nkgendai-life
みんなのコメント
とても信じられん、呆れた。
オウムと日大がダブって見える。
それに学長や常務理事があんなんで広報司会までアレだから大炎上必至だと思う。
会見しても、キレて終わる。
大学としてU氏を守るとすぐに決めたんだから、遅いもまだ間に合うも無い。
このひと、その道のプロというにはお粗末。
大学教員人事はそんなに単純ではない。
ちゃんと調べろ、取材しろ、それから記事にしろ!
ネクタイの色だ、対応がどうだったなんて、あんまり意味ないでしょ。
関係者も世論も、『監督が悪質ファールを指示しました。』の一言が聞きたいだけで、他はどうでも良いのでは?
逆に、理事長が会見して完璧な対応で、『選手が指示の解釈を乖離しただけです。』ってなったら炎上するだけでしょ。
それにしても、あの雇われ歯医者学長ってのは、役立たず。世間は驚いたことだろう。
あの古田理事長を追い詰めたように、古い体制を一新してください。
米倉「日大の会見は失敗した、などと危機管理のプロが分析した記事がありますが、私は失敗したと思いません」
内田「そうだな。あの会見を機に、マスコミの取材方法にも疑問や問題点の指摘がなされるようになったしな」
米倉「今のマスコミは品がなくてこまったもんだ」
田中「マスコミなどが、危機管理と称して過去の振り返り記事ばかり書くようになれば、しめたものだ。新しいスキャンダルやネタがでなければ、世間の関心は冷める方向に向かう。」
井上「」
内田「半落ちのお前が下手なことをしゃべるなよ。なんなら、病院に入るか?」
田中「今は、新しいネタを与えないようパチンコ屋めぐりと、JOC、世界相撲連盟などの人脈や影の軍団の人脈を使って政官界、日大バッシングに距離をとるマスコミや芸能人の囲い込みのために雲隠れしてるからな」
内田、米倉、井上「はい、よろしくお願いいたします」
日大理事長兼JOC副会長(田中英寿理事長)と『山〇組組長(司忍(本名・篠田建市))の写真が海外メディアで報じらる
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「維新の党」の牧義夫代議士が衆議院文部科学委員会で下村文科相(当時)に質問
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下村文科相は調査を約束(これにより下村が潰され大臣から引き摺り下ろされる)
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日大ナンバー1の田中英寿理事長はJOC副理事をクビ
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関西学院大学のクォーターバックが維新の会の議員の息子だと知る
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ラインバックの宮川でクォーターバックを潰す為に日本代表への出場を止める
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クォーターバック半殺し
V
選手に全ての責任を擦り付け全力逃走中(イマココ)
三流大学には三流大学の人材しか集まらない
納得してもらえるためのハードルがあがっていくし。
でフタ開けてみりゃ、選手に100%責任押し付けって姿勢のままで
(マスコミの挑発のせいとはいえ)司会者逆ギレでしょ。愚策もいいとこ。
こちらは『頂いてる』身
なのに
【濡れ衣】
日本大学という消費者への【濡れ衣】会見
という
【倒産】会見でしたね。
会見の対応もマズ過ぎますが、集まって来た報道陣も日大とレベルを合わせたのか低レベルの記者が多かったように思います。
問題は話す内容です。
理事長も学長同様に傍観者になると思います。
だから、会見をしないのでしょう。
困った組織です。
ただ一連の記者会見を見るに、そもそもが「何で俺達が謝らないといけないの?」っていうのがありありだったね。
お前らがうるさいから記者会見開いたけど、もういいだろ?って感じだったし。
株式会社じゃないから株主から訴訟を起こされる事も無いし、理事会って言っても仲間内で固めているだけだから世間の批判なんかどこ吹く風だろうし。
それこそ補助金ゼロとか刑事責任を追及して逮捕とかされない限り、今の彼らにしてみれば痛くも痒くもないんだろうな。
内側から解体される事がないのであれば、これから入学する学生達が、冷静に判断するしかないですね。
解体されるのではなく、自ずと崩壊する方が良いのかもしれませんね。